ローゼンブラックのさらなるつぶやき

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オタクの婚活の難しさの話

こんにちは。ローゼンブラックです。

さて、昨今はオタクたちの婚活が話題となっておりますね。最近、私のTwitterのTLでも同期と思われる方で「恋人ができました!」というご報告があったり何なりで大変です。私をそれを見る度に感謝や祝福の気持ちに溢れます(私のFFの仲のいい人なんかは特に)。

しかし同時に、私のTLには自分も含むそんな「婚活」のこの字も出ないほど縁がない人も大勢いらっしゃいます。そこで、今回はオタクの婚活がいかに難しいかを言おうと思います。

 

①オタクはこういう生き物

その前に、オタクは概してどういう生き物であるかについて理解しなくてはなりません。今となっては学校でも所謂オタク系アニメが一般化されてきている訳ですが、私が小中学生の頃は不良の方が大半を占めており、アニメオタクというのはかなり閉鎖的なコミュニティだった訳ですね。そこで不良勢から虐げられたということもあって全く違う境遇の人との意思疎通というのが正直言ってかなり難しい状況だった訳です。おそらく、私と同じく今から十数年前から所謂オタクコンテンツを渡り歩いてきた人はそういう窮地を歩んできた人が9割でしょう。そして、そんな現実が嫌になって自分が好きなアニメの世界を理想としてそれに酔ってしまいがちです。

さらに、オタクは同時に自我の強さの差が一般の健全な人と比べて歴然としている人が多いと思います。だってそうでしょ?不良共から虐げられても尚屈せずに生きていけてるのは、社会からは物好きと思われている趣味を持つ狭いコミュニティ同士で切磋琢磨し合った結果、自分の強みというものを自覚するようになったからです。そして、この狭いコミュニティで長年過ごしていると、不良やいわゆるウェイ系のような烏合の衆を好む界隈も嫌う癖がついてしまうわけです。もちろんこれは悪く言えば、他と違う境遇の人の妥協を一切許さなかったり、某ブログでも言われてた通り、初心者にとって「取っ付きにくい」オーラを醸し出してしまう傾向があるということですね。

まとめて言うと、オタクというのは概して良くも悪くも扱いにくい人間だということですね。

 

②本題

婚活するかどうかについてはもちろん、半分は社会環境にも左右されていますが、もう半分は人それぞれの境遇や人格にも左右されているわけですね。もちろん、オタクは恋愛面においても扱いにくいと思います。いや、今はオタク同士でも恋人ができてる人というのはいくらでもいることを考えると、対象となるのは先述の自我の強いオタクと言った方がよさそうですね。恋愛がうまくいくかどうかの差は、自分のリアルに対する意識と意思疎通レベルが大きいと思われます。ここで意思疎通レベルをわかりやすく言うと、違う境遇や趣味の人とでもどれくらいうまくコミュニケーションが取れるか妥協できるかの度合いとしています。

婚活がうまくいく人の意思疎通レベルというのは自我の強いオタクと比べると全然違うわけです。前者は、人に気を効かせるノウハウなど何事にも屈せず経験が豊富だったことから、これがアドバンテージとなっていたことでしょう。しかし、後者は人から虐げられた経験が殆どであり意思疎通が難しくなるほどのトラウマを抱えてしまっている以上、それを克服するのは至難の技でしょう。それどころか、自分の好きなアニメの世界に酔いすぎて、例えばあのキャラみたいな優しい子が現実世界でいなくて絶望しているという考え方になり、リアルの生活に意気消沈しがちです。

 

よく婚活のアドバイスというのは恋人持ちとか経験者から学ぶべきという話を聞きますが、正直言って効果がないと思っています。

自我が強いオタク側からすれば、相手が恋人さえ持っていれば、たとえその人がオタクであろうが何であろうが現実世界の生活で何らかの妥協や希望があったりする人で、ある程度人生経験が豊富でDQNとウェイ系の仲間であるという認識をしてしまい信用できないわけです。そもそも先程言ったように、アドバイスする側とされる側とでは人生経験やコミュニケーション能力が雲泥の差なわけですからどんなにアドバイス受けようとも板につきにくいのです。

 

そんなわけでオタクの婚活は自我が強ければ強いほど難しいんですけど、やはり真剣に婚活を考えようと思えるだけでも素晴らしいし、もしそういう人が成功したら恋人を守る人として一番理想的になるという希望を持っています。しかし、婚活を考えようという意思を持ってる人自体そういうオタクで少ないと思うので、根本的な解決は難しいんじゃないかと思います。